映画『ITイット それが見えたら終わり』あらすじネタバレ!ラスト結末や感想も

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2017年秋公開のワーナー ・ブラザース映画配給『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』について、結末までのストーリーをご紹介するとともに、不可解なシーンや設定の謎を解きつつ、感想や評価をお伝えしています。

原作者のスティーブン・キングも絶賛したとされる本作ですが、その出来栄えやいかに・・・?

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』予告編【HD】2017年11月3日(祝・金)公開

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』作品情報

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【原題】

IT:Chapter One

【製作年・国】

2017年・アメリカ

【監督】

アンディ・ムスキエティ

【キャスト】

ジェイデン・リーバハー、ビル・スカルスガルド、ジャクソン・ロバート・スコット、ソフィア・リリス、ジェレミー・レイ・テイラー、フィン・ウォルフハード、ジャック・ディラン・グレイザー、ワイヤット・オレフ、チョーズン・ジェイコブス、ニコラス・ハミルトン

【本編尺】

135分

【作品概要】

1986年に発表されたスティーブン・キングのホラー小説『IT-イット-』を原作に、その前半部分とも言える主人公らの少年時代の恐怖体験を映画化したものです。

『IT-イット-』は1990年にも映像化されており、アメリカでは前編・後編に分けてテレビ放映されています。

不気味なピエロの姿で人前に現れる得体の知れない恐怖の象徴ペニーワイズは、番組を視聴した当時の子供たちにトラウマを与えたとまで言われる存在・・・。この未知の恐怖に対して、主人公ビル達少年少女はいかに立ち向かうのでしょうか。

映画化にあたって本編を子供時代と大人時代の二部作にするという構想は、当初メガフォンを取る予定であったキャリー・フクナガによる発案だとされています。

しかし当時のニューラインシネマは従来の枠組みに沿った典型的なホラー映画に期待しており、一度は話が頓挫したのだそうです。

その後、どのような展開を見せたのかは判然としませんが、事実上キャリー・フクナガの構想をそのままに実現したのが本作ということになりますが、実際にメガフォンを取ったのはアルゼンチン人監督のアンディ・ムスキエティです。

ムスキエティ監督は、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮の新感覚ホラー『MAMA』で頭角を現した俊英で、本作の脚本を新たに手掛けた1人としてもクレジットされています。

北米でのホラー映画としての興行収入はM・ナイト・シャマラン監督の『シックス・センス』を抜いて歴代1位を記録し、続編となる『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』への足掛かりを盤石なものとしました。

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映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のストーリー!ネタバレ注意

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1988年10月、その日のメイン州デリーには雨が降り続いていました。風邪で寝込んでいた13歳のビル・デンブロウ(ジェイデン・リーバハー)は、退屈している7歳の弟ジョージー(ジャクソン・ロバート・スコット)のために折り紙のボートを作ってあげます。耐水性のワックス塗装を施した“ジョージー号”を手に大喜びで屋外へ飛び出して行くジョージー。吃音のため上手に言葉が出せないビルは、その姿を不安そうに見つめます。

道端の雨水の流れに浮かべたボートを追いかけて遊ぶジョージーでしたが、ボートが排水溝に吸い込まれてしまいます。中を覗き込むと闇の中には2つの目が・・・。ペニーワイズと名乗るそのピエロはボートを返して欲しければ手を出すようにと促します。ジョージーが恐る恐る手を伸ばすと、ピエロは凶暴な牙を剥き出した大きな口を開け、ジョージーの腕を食いちぎり、その身体を排水溝へと引きずり込んでしまいました。

それから8ヶ月が経過した翌1989年6月。子供が行方不明になる不可解な事件が多発するデリーでは、夏休みを前にした学校へ警察が警戒を呼び掛けていました。

弟ジョージーの失踪事件のショックを引きずるビルには、親友のリッチー(フィン・ウルフハード)、ユダヤ教指導者の息子スタンリー(ワイアット・オレフ)、喘息持ちのエディ(ジャック・ディラン・グレイザー)という中の良い同級生がいて、いつもヘンリー(ニコラス・ハミルトン)率いる不良グループからいじめの標的になっています。

そして転校して来て間もないベン(ジェレミー・レイ・テイラー)もまたヘンリー達から目を付けられている1人。

また、ちょっと大人びた少女ベバリー(ソフィア・リリス)もまた、男好きとの噂を立てられていじめられる存在で、父親からの虐待という孤独な悩みを抱えていました。

ヘンリー達の待ち伏せを恐れて学校から帰れない様子のベンを見かけたベバリーは、ヘンリー達がいるのは西門であることを教えてあげます。これを機にベバリーに想いを寄せるようになるベン。

ある日、ビル、スタンリー、エディ、リッチーの4人は、失踪中のジョージーを探すために近くにある森の地下水路にやって来ました。排水溝から消えたジョージーがここに辿り着いている可能性が高いと考えたからです。暗く気味の悪い地下水路に入るのをためらっていると、その入口付近で行方不明の少女ベティの靴を見つけて驚く4人・・・。

一方、夏休みの自由研究でデリーの歴史を調べることにしたベンは、図書館で閲覧した資料の中にピエロや首のない人の姿を見つけます。そして過去に起こった奇妙な災害の数々と、27年周期で発生する子供の失踪事件についても・・・。

怖くなったベンは、ふと、図書館内に漂う赤い風船を見つけます。それに誘われるように地下の書庫へ向かうと首のない人の姿があり、ペニーワイズに姿を変えて襲って来ました。

あわてて逃げ出したベンでしたが、今度はヘンリー達4人組に捕まってしまいます。傷を負いながらも危ういところでヘンリーを蹴って逃げ込んだのは、ビル達がいる地下水路でした。腹部から血を流すベンの治療をするために薬局へ向かいます。

その後、ベンを追ってやって来たヘンリー達の仲間の1人パトリック。地下水路の様子を調べていると、行方不明の子供たちが宙に浮かんでいるのを見つけて驚きます。身構えるパトリックに向かって漂って来る赤い風船。目の前で割れると、そこには不気味な口を大きく開けて襲い掛かって来るペニーワイズの姿がありました。

一方、薬局で薬を買おうにもお金が足りないビルたち4人。そこへ偶然出会ったベバリーが、店主の気を引いて彼らの万引を手伝います。実はビルとベバリーは、以前学校の催しの芝居の中でキスを交わした間柄でした。

彼らは皆、ペニーワイズによって引き起こされた恐怖の幻影に怯える経験をしています。ベンもエディも不気味なピエロに追い駆けられたし、スタンリーは怖がっていた絵の女に襲われたし、家業の屠殺業を学んでいるマイク(チョーズン・ジェイコブス)も同じような経験をしています。ベバリーは自宅のバスルームから大量の血が吹き出す状況に、そしてビルはジョージーの姿に化けたペニーワイズに遭遇しています。

かくして、ビルと6人の仲間による“ルーザーズクラブ(負け犬クラブ)”が誕生しました。ベンから過去デリーで起こった奇妙な災害や27年周期で発生する子供の失踪事件について知らされた彼らは、ビルの自宅に集まり、プロジェクターで投影しながらデリーの旧市街地の図面を調べます。

そして、ジョージーが姿を消した排水溝も含め、過去の事件現場はいずれも下水道で繋がっていて、その中心に位置するのが「井戸の家」と呼ばれるニーボルト通りの黒い廃屋であることを突き止めます。その時、突如プロジェクターのフィルムが勝手に回り始め、画面にペニーワイズの姿が映し出されるのでした。

「IT(それ)」が自分たちを狙っていることを確信したビルは、逃げ回らずにペニーワイズと対決するべきだと訴えます。そしてメンバーたちは、恐怖を感じながらも黒い廃屋へ向かうことになりました。

くじ引きで廃屋の中へ入ることになったビル、リッチー、エディの3人。ペニーワイズの仕業と思われる幻影が次々と彼らに襲い掛かります。途中、自分に呼びかける声を聞いたエディは2人とはぐれ、足を踏み外して床の穴から転落して腕を骨折してしまいます。そこへペニーワイズが姿を現して襲いかかって来た所へ後を追って入って来たベバリーが鉄の棒でペニーワイズの顔面を刺して撃退しました。

その後、息子の負傷を知ったエディの母親は激怒して連れ帰ってしまいます。残されたビルとベバリー以外のメンバーもすっかり気持ちが萎えていました。「IT」の棲み家を突き止めた今こそ倒してしまおうと言うビルに対して、リッチーやスタンリーは彼を責め、気まずいムードのまま時が経ちました。

8月、不良少年ヘンリーはペニーワイズにそそのかされ、警察官である父親をナイフで刺し殺してしまいます。

エディは薬を受け取りに行った薬局で、アルバイトの少女からいつも使っていた薬が偽物であることを教えられます。それは母親の仕組んだことでした。過保護なあまり息子に病弱であると信じ込ませるための嘘だったのです。

ベバリーは関係を求める父親に辟易し、バスルームに閉じこもりました。扉を壊して入って来た父親を撃退した直後、姿を現したペニーワイズに襲われて連れ去られてしまいます。

約束の時間になってもやって来ないベバリーを案じたビルは、彼女の家に向かいます。家の中の様子からベバリーが連れ去られたことを知ったビルは、メンバーを招集しました。反対する母親を押し退けてやって来たエディ、屠殺用の銃を携えたマイクなど、全員がベバリーを助けるべく集結して例の廃屋へ向かいます

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※ 【ネタバレ注意!】これより先には、物語の結末が含まれています。映画本編でストーリー展開を楽しみたい方はご用心願います。

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ビル達が廃屋の井戸から中へ降りて行きます。そこにヘンリーが現れてマイクと取っ組み合いになり、マイクはヘンリーを井戸に突き落とします。

ベバリーは行方不明になった子供たちと共に浮遊しているところを仲間に助けられました。先に降りていたビルは闇の中にジョージーの姿を見つけて追いかけました。ジョージーはビルに言います。「おうちに帰りたい」。しかし、それが幻影だと分かっていたビルは涙ぐみながらも「偽物だ」と言って、弟の額に向けて銃弾を放ちます。

倒れたジョージーはペニーワイズの姿に戻り、そこへ駆けつけて来た仲間たちが応戦に入ります。するとビルだけを羽交い締めにして連れ去ろうとします。ペニーワイズが求めているのはまさしく子供たちの恐怖心でした。恐怖心をむさぼることで長い眠りにつけるのだと語ります。

しかし今やルーザーズクラブのメンバーに恐怖心は無くなっていました。果敢に挑む仲間たちに姿を変えては対抗するペニーワイズでしたが、もはや幻影は通用しません。恐れない・・・この状況こそがペニーワイズにとっての弱点でした。井戸に逃げ込むペニーワイズ。しかしその頭部は割れ、最後には全身が粉々になって井戸の底へ落ちて行きました。

浮遊していた子供たちが静かに降りて来ます。そこにジョージーの黄色いレインコートを見つけるビル。しかしそこにジョージーの姿はなく、泣き崩れるビルは仲間たちに慰められるのでした。

夏が終わりを告げようという9月。新学期の始まりにルーザーズクラブのメンバーは再び集まりました。僕たちは本当にペニーワイズを倒すことができたのだろうか・・・?もしそうでなければ、27年後にまた事件が引き起こされる可能性があるのです。

もしも奴が死んでなかったら、僕らはまたここに集まると約束しよう、とビルが言いました。そして各々の手の平をガラスで切り、輪になって手を繋ぎ、血の誓いを立てるのでした。

1人、また1人と立ち去り、最後に残ったビルとベバリー。ベバリーはオレゴン州ポートランドに住む叔母の家に引き取られるのだと言います。立ち去ろうとするベバリーを追ってキスをするビル。はにかんだ様子のベバリーでしたが、嬉しそうに応じるのでした。

画面に表示される「IT」の文字、そして「第1章」の文字・・・。低く響き渡るペニーワイズの笑い声・・・。そう、物語はまだ終わってはいないのです。

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映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の感想と評価

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本作は続編となる『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』で完結します。続編の内容が気になる方は下記をご覧下さい。

『ITイットTHE ENDそれが見えたら終わり』あらすじネタバレと結末の感想!
2017年に公開されたヒット作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編、『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のストーリーを結末までご紹介しています。原作者のスティーブン・キングが骨董店の主としてカメオ出演していることが早くも話題になっていますが、本作の出来栄えがキングのお墨付きであることの証なのでしょう。

さて、スティーブン・キングの小説は単なるホラーではなく、登場人物それぞれの境遇、人生模様を描き出すことで、読むものの感情移入を多分に促しているところに不思議な魅力があると感じます。

スティーブン・キング本人からも称賛されたと言う本作ですが、その鍵を握っていたのは監督のアンディ・ムスキエティでしょう。

彼は個人的にもスティーブン・キングのファンであり、原作のテイストを損なうことなく1990年の前作を上回るクオリティーに仕上げることに成功しています。

そして本作を観て1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』を思い起こした人は、きっと多かったに違いありません。思春期に入って間もない主人公らの揺れ動く心情や、特有の不安や葛藤、そしてほんのり漂う恋心といった描写には、誰もが共感するところだと思います。

そんな彼らの恐怖の象徴として、ペニーワイズなるピエロの姿でうろつく「IT」。でも、どうしてピエロなんでしょうね?

本作の前身であるテレビ映画の影響で全米の子供たちにトラウマをもたらしたと言われているそうですが、ピエロって世代を問わずけっこう恐怖の象徴として描かれた経緯があるのではないでしょうか。

日本人である私でさえ、幼少の頃にピエロにある種の気味悪さを感じた記憶があります。1987年のB級ホラー映画『キラー・クラウン』なんて作品も思い出します。

もしかしたら、スティーブン・キングも自身の記憶からペニーワイズなる化け物を創造したんじゃないかと・・・。幼い頃に連れて行かれたカーニバルか何かでピエロを見て、幼心に「コワい」と思ったとか。

ともかくも、れっきとしたホラー映画のテイストを保ちつつも、どこかほのぼのとした追憶さえ感じさせる不思議な作品、それが本作なのでした。

でも、続編はきっとホラー要素が倍増しているものと予想します。

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