映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』あらすじネタバレ考察とオマージュシーン解説

©2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

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2019年11月8日より日本公開された映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』について、そのストーリーを結末までご紹介しています。

また、本編中の気になるポイントや、今後が期待される俳優陣についてもお伝えして参ります。

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』本予告【新たな運命編】11月8日(金)公開

映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』作品情報

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【原題】

Terminator:Dark Fate

【製作年・国】

2019年・アメリカ

【製作】

ジェームズ・キャメロン、デヴィッド・エリソン

【脚本】

デヴィッド・S・ゴイヤー、ジャスティン・ローズ、ビリー・レイ

【監督】

ティム・ミラー

【キャスト】

リンダ・ハミルトン、アーノルド・シュワルツェネッガー、マッケンジー・デイヴィス、ナタリア・レイエス、ガブリエル・ルナ、ディエゴ・ボネータ、フレイザー・ジェームズ、トム・ホッパー、エドワード・ファーロング(CG)

【本編尺】

128分

【作品概要】

『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、1984年の『ターミネーター』から数えてシリーズ生誕35周年記念作品として製作されました。

『ターミネーター』および1991年『ターミネーター2』の正統な続編と位置付けられ、これらの生みの親でもあるジェームズ・キャメロンが製作として復帰しています。

また、サラ・コナー役として28年ぶりの出演となったリンダ・ハミルトンは、オファーに対して6週間の熟考の末、トレーニングを重ねての出演となったと言います。

撮影の合間には腕立て伏せや懸垂をするなど、当時と変わらぬストイックぶりで共演者を驚かせたそうですよ。

『ターミネーター』シリーズは本作で6作目となりますが、リンダ・ハミルトンは『ターミネーター3』から5作目の『ターミネーター:新起動/ジェニシス』までについては、「忘れてもらっていい」と冗談交じりに語っています。

今作を含め、自分やシュワちゃん、そしてジェームズ・キャメロンが関わっている3作品こそが本筋なのでしょう。

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映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』のストーリー!ネタバレ注意

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※ 【ネタバレ注意!】本作においては、冒頭からショッキングなネタバレシーンが登場しますので、映画館での鑑賞を楽しみにしている方はご注意下さい。

自在に形を変えて襲って来たT-1000型ターミネーターを撃退し、スカイネットの暴走を阻止することに成功してから3年後のメキシコ。

休息のためビーチを訪れていたサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と息子のジョン・コナー(エドワード・ファーロング)でしたが、そこに突如現れたT-800型ターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)の襲撃を受け、ジョンは命を落とします。

このターミネーターは、まだスカイネットが存在した時間軸の未来から送り込まれていた“もう1体の”T-800であり、その目的はやはりジョン・コナーの抹殺だったのです。

あまりの出来事に取り乱すサラ。任務を完遂して立ち去るT-800・・・。

 

それから22年が経過した2020年のメキシコに、新たなターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)が未来から送り込まれて来ます。

そして更にもう1体。こちらはサイバネティクスと呼ばれるターミネーター製造技術を人体に応用した強化人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)でした。

あのT-1000をも上回る能力を備えた人型マシンREV-9。その目的はダニー・ラモス(ナタリア・レイエス)という女性でした。

早速自宅へ向かったREV-9は、ダニーの父親を殺害して屋内へ侵入。家の中を物色して得た情報から、ダニーが弟ディエゴ(ディエゴ・ボネータ)と一緒に近所の工場で働いていることを突き止めます。

いつもどおりに工場で仕事をするダニーの前に、突然父親が姿を現します。しかしそれは変身したREV-9であり、その手に掛かる間一髪のところでグレースに助けられました。

父親の顔から金属の骨格があらわになったのを目にしたダニーは、何が起きたのかも理解できないまま弟のディエゴと共にグレースに連れられて車で逃げ出します。

工事用の大型トラックで追って来たREV-9は、表皮を覆う液体金属を身体から分離させて襲い掛かり、ディエゴを殺害、そしてグレースもまた負傷します。

ところが、追い詰められたダニーとグレースのもとに登場した1人の中年女性が、慣れた様子でREV-9を撃退します。その女性こそ、サラ・コナーその人の現在の姿だったのです。

 

REV-9との戦闘で負傷したグレースのために薬品を調達すると、3人はモーテルに身を寄せることになります。

そこでサラは、息子のジョン・コナーのこと、サイバーダイン社やスカイネットのこと、そして、送信者不明のメールに基づいてダニーやグレースの居場所をつかんでやって来たのだと伝えます。

更にそのメールは、これまでに何度もサラの下へ届いていて、そこに記された座標には必ずターミネーターが出現すること、そしてメールの末尾には必ず“ジョンのために”と記されていることも明かされました。

一方のグレースもまた、自分の素性について話しました。

2042年の未来から送り込まれて来たこと、その未来にはスカイネットもジョン・コナーも存在しないこと、それとは別に『レギオン』という名のAIが機械軍を編成し、脅威と断定した人類を核攻撃によって滅ぼそうとしていること、自分は抵抗軍によってダニーを保護する目的でやって来たこと、逆にREV-9はダニー抹殺を目的にレギオンによって送り込まれた敵であること・・・。

これを聴いたサラは、ダニーがかつての自分と同じ境遇であると推察します。つまり、将来の抵抗軍リーダーを産む存在なのだと。

サラたち3人は、メールの送り主の正体を突き止めようと、メールの発信源であるアメリカに向かいます。途中、REV-9の襲撃を受けるものの、サラの機転によって手に入れたヘリコプターで目的地に辿り着くことに成功します。

そこは一軒家で、玄関から姿を現したのは何とジョンを殺害したあのT-800だったのです。激昂して銃を向けるサラに彼は語りました。

ジョン・コナーの抹殺という任務を完遂したものの、消えて無くなってしまったスカイネットのこと、その後長い時を経て人間から学習することで良心を覚えたこと、現在はカールと名乗り(カーテン屋として生計を立てている)、人間の養父となってここに暮らしていること・・・。

自分がジョンという息子の命を奪ったことから、サラに新しい生きる目的を与えようと考えたT-800は、ターミネーターが未来から転送される際に発生する電磁波の座標をメールで知らせていたのでした。

そして、REV-9から逃げるのではなく対決することを決意した一行に、T-800は、自分も人間の家族と別れてREV-9の破壊を手伝うと言います。それを受け入れながらも、「事が済んだら、あんたを殺す」と言い放つサラ。

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※ 【ネタバレ注意!】これより先には、物語の結末が含まれています。映画本編でストーリー展開を楽しみたい方はご用心願います。

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新たにT-800が加わった一行は、サラの友人の米軍少佐の手引で電磁パルス攻撃が可能な武器(EMP兵器)を入手しますが、REV-9が操縦するヘリコプターの襲撃を受け、少佐もEMP兵器も失います。

輸送機を手に入れて追撃をかわすサラ達。その機内でグレースは、レギオンに抵抗する人類の指導者はダニーの子供ではなく、ダニー本人であることを告げます。

そして、未来で孤児となったグレースを養子として育ててくれたのも、ほかならぬダニーなのだと。

そこへ追撃して来たREV-9。パラシュートで脱出するサラ達一行。着地したダムの地下にある発電所のタービン室を決戦の場と決めた彼女らの激しい戦闘が始まります。

高速回転する巨大な発電タービンにREV-9を巻き込むことに成功するも、重傷を負ったグレースは、自分の体内に埋め込まれた電力源を使えばREV-9にトドメを刺せると提案します。

グレースの命と引き換えに、その体内から電力源を取り出すダニー。T-800がREV-9を押さえ付け、その身体に電力源を突き刺すことに成功します。

すると、REV-9、そしてT-800も共に破壊されて消えて行き、この時サラは初めてカールの名を叫ぶのでした。

それから数日後、ダニーはサラを伴い公園へ。そこには家族と遊ぶ幼いグレースの姿がありました。ダニーは言います、「グレースは二度と死なせない」と。

これに対しサラは、今こそ訓練を始めるべき時だと伝え、新たな決意を示すのでした。

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映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』の気になるポイントを考察

冒頭シーンの撮影方法とジョン・コナーの扱いについて

まず驚かされるのが、冒頭シーンで前作『ターミネーター2』の容姿そのままのコナー親子(リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング)が登場すること、そして、いきなりジョン・コナーが死んでしまうことでしょう。

しかも下手人は、これまた前作の容姿そのままのT-800(シュワちゃん)であります。

このシーンについて種明かしをしておくと、まだ若いサラ・コナーとT-800はデジタル処理で再現したものです。特にT-800役のシュワちゃんにおいては、そのボディ部分にはボディビルダーで俳優のブレット・アザーが起用されています。

そして気になるエドワード・ファーロングですが、その顔は当時の本人を基に作られたCGであり、ボディは子役のジュード・コリーのものです。そして声は、やはり子役のアーロン・クニッツが担当しています。

https://terminator.fandom.com/wiki/Jude_Collie

ジュード・コリー(左)とブレット・アザー

 


アーロン・クニッツ(グリフとは双子のようですね)

 

なお、重要人物であったはずのジョン・コナーを冒頭で亡き者にするというストーリーについては、案の定、脚本家チームの議論を呼ぶところとなったそうですが、ティム・ミラー監督いわく、

不思議なことに、誰ひとりとして、(ジョンを殺すことが)物語の禁じ手であるとは考えなかった

ということです。

前作までのサラ・コナーらの活躍によって『審判の日』もスカイネットの暴走も阻止された結果、人類にとって新たな脅威であるレギオンが覚醒したわけですが、そこに新しい救世主を登場させる必要があって、その設定を考える過程で決定されたストーリー展開のようです。

話によると、ティム・ミラー監督は、もうコナー親子とは無関係の人物を新たな救世主として登場させたかったみたいですね。それがダニー・ラモスだったわけです。

リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーを存分に暴れさせるにも、ジョンが居なくなった環境の方が描きやすかったという側面もあるようです。

ティム・ミラー監督はこうも言っています。

観客の顔をひっぱたいて、“目を覚ませ、今回は新しいことをやるんだぞ”と言いたかった

その効果は、見事に的中したと言えそうです。ちなみに、子供を銃で撃ったりするシーンは、本当は描きたくなかったみたいですけどね。

オマージュ感漂うT-800“カール”の設定

冒頭でジョン・コナーの命を奪ったT-800と、後にサラ・コナー達が辿り着いたメールの主カールとは同じ個体なのですが、

「ターミネーターも歳を取るのか?」

「ターミネーターにも髭が生えるのか?」

といったツッコミは、不思議なくらい聞こえて来ませんね。これについて説明したシーンがあったかどうか・・・。お気づきの方がおられましたらご教示願いたいところであります。

 

さて、本作において良心を理解したというT-800カールは、人間界で暮らすためにカーテン屋さんを営んでおります。そのお店の営業車が画面に登場するのですが、そこに書かれた電話番号がファンの間で話題になっているんですね。

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「888-512-1984」と書かれた電話番号。実は第1作で、未来から転送されて来たカイル・リースがホームレス男性に日付を尋ねるシーンがあります。その日付こそが「1984年5月12日」だったんですね。ちなみに、888はフリーダイヤルの局番です。

まとめ

純粋なファンからすると概ね好評の本作ですが、誰もが口を揃えるのが、

「サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)の登場シーンがカッコいい」

ということです。満を持しての出演ですから、きっと華々しい登場シーンが用意されていたのでしょう。

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今回最も注目されたキャストと言えば、機械化人間グレースを演じたマッケンジー・デイヴィスではないでしょうか。

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178cmという高身長の彼女は、2016年『ブレードランナー2049』(リドリー・スコット製作総指揮)で注目を集めた女優さんです。その前に出演した2015年『オデッセイ』もリドリー・スコット監督による作品でした。

今作では、機械化の改造や薬品の影響で短時間しか戦闘できないという難しい役どころを、見事に演じ切りました。

 

シリーズに共通してハードルの高い役回りである敵役ですが、今回新ターミネーターREV-9を演じたガブリエル・ルナにも注目です。

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テレビドラマ『エージェント・オブ・シールド』でゴーストライダー役に抜擢されたのを機に人気を博し、今後の活躍が期待される俳優さんです。

 

そして、新たな救世主となる女性ダニーを演じたナタリア・レイエス。

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コロンビア出身の彼女は9歳の頃から演技を学んでおり、コロンビアのテレビドラマや映画に数多く出演しているんだそうです。

本作のヒロインへの抜擢を機に、今後ハリウッドでの活躍に期待が寄せられます。

 

さてさて、今回で6作目を数える『ターミネーター』シリーズですが、今後の展開は用意されているのでしょうか?

レギオンという人類にとっての新たな脅威と、それに対抗するダニーという新たな救世主の誕生・・・。

今から備えようと訴えるラストシーンには、人類の希望も絶望も混じり合っているように感じるのですが、一ファンとしては、更に何かを期待せずにはいられないのでした。

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